防犯鍵のよる防犯対策
侵入窃盗に占める空き巣の割合は61.4%と高く、依然として侵入の半分以上が空き巣被害という実態が報告されています。侵入手段でもサムターン回しやピッキング、錠破りが依然として報告されており、とくに、4階建て以上の中高層住宅になると、サムターン回しの被害が顕著です。
あなたのご自宅の鍵は大丈夫でしょうか?代表的な侵入手口と防犯鍵による対応についてみてみましょう。
●ピッキングの手口と対策
ピッキングは、首都圏で被害が急増しています。鍵穴に特殊な工具を差し込み、数十秒で解錠してしまいます。
○ピッキングの手口
ピッキングは、耳かきのような特殊な金属工具を鍵穴に差し込んで解錠し、家の中に侵入する犯罪手口です。近年、東京・大阪・名古屋など、大都市の公共住宅などで被害が急増し深刻な問題となっています。解錠するまでの時間は錠前によってさまざまですが、わずか数十秒で錠前を壊すことなく室内に侵入するケースがほとんどです。
○ピッキングへの対策
防犯鍵では「鍵シャッター機構」によって鍵穴をふさぎ、ピッキングを困難にします。万が一、防犯鍵の鍵穴に器具を差し込めたとしても、「シリンダー空回り機構」によってシリンダーが空回りし、ピッキングをブロックします。
●サムターン回しの手口と対策
ピッキングを防止する工夫がこらされた鍵が増えたこともあり、最近では、サムターン回しという新しい手口による被害が増えています。
○サムターン回しの手口
ドアの室内側にある鍵を施錠/解錠するツマミ(レバー)をサムターンといいます。サムターン回しとは、鍵のすぐそばに2〜3cmの穴をドリルで開けて特殊な針金等を差し込み、中のサムターンを回して鍵を開け、侵入する犯罪手口です。近年、ピッキングを防止する鍵が増えてきたため、それに代わる手口として被害が急増しています。
○サムターン回しへの
防犯鍵では、サムターンは「サムターン空回り機構」によって押し回ししない限り空回りします。サムターン回しの手口で使われる針金等では、防犯鍵のサムターンを押しながら回すことは極めて困難です。さらに強化機構として留守番ロックを併用しておけばダイヤルを合わせておかないと押回し不可、また空回りする仕組みなので安心です。
●カム送りの手口と対策
鍵穴を通さずに直接鍵ケースにアクセスし、解錠するという全く新しい手口がカム送りです。
○カム送りの手口
カム送りとは、鍵穴を通さずに特殊な器具をドア内部の鍵ケースに直接差し込んで鍵を開ける方法で、バイパス解錠とも呼ばれています。ドア外側のシリンダー化粧ケースとドアの間に隙間を空け、そこから器具を差し込むことが多いようです。警視庁は解錠に使う器具が市販されていることを把握しており、2002年5月に「美和ロック」「ゴール」「ショウワ」「堀商店」の大手メーカー4社の商品の一部を、カム送りによる解錠が可能な鍵として発表しています。いずれのメーカーもただちに対策のためのモデルチェンジをおこなっていますが、対策前に製造された商品が、これまですでに合計約900万個販売されているということです。
○カム送りへの対策
防犯鍵では、シリンダー化粧ケースを逆回転できないネジ式にした「カム送り防止機構」により、ドアとシリンダー化粧ケースの間に隙間をつくらせず、カム送りを防止します。
2007.03.20.12:27 | Permalink | Track Backs (0) |
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